肋間神経痛




A:最初に飲む漢方薬です(痛み・シビレなどの症状が完全になくなるまでお続けください)

痛みやシビレの期間がまだ短い方の基本処方
症状が長引いてなかなか治らない方へ

B:Aのいずれか漢方薬を飲んで、症状が完全になくなってから「仕上げ」に飲んでいただく漢方薬です。

症状が完全になくなってから「仕上げ」に飲んでいただく漢方薬です。

(1)肋間神経痛とは

肋間神経とは、背中(胸椎)から出て肋骨(ろっこつ)に沿って走る神経です。これが何らかの原因で痛む症状のことを肋間神経痛といいます。肋間神経痛は、肋間神経が圧迫されることにより起こるのですが、 その圧迫は、常に起こっているわけではありません。多くの場合、特定の姿勢をとった時や、咳やくしゃみをした時などに、肋間神経が圧迫され痛みが走るのです。その原因は不明なものが多いのですが、原因が明らかなものには、不自然な姿勢をとった時、また運動不足・疲労によって神経が骨や筋肉にはさまれた(絞めつけられた)ことが原因で起きる場合、脊椎の病気や帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウイルスが原因で起こる場合も多いようです。通常はこのウイルスに感染すると帯状の疱疹があらわれますが、まれに疱疹がでないことがあります。このような場合は、血液の検査をしないと正しい診断はつきませんが、痛みが非常に激しいことが特徴です。

(2)肋間神経痛の原因

1.帯状疱疹(たいじょうほうしん)ヘルペスウイルスが原因で起こる場合
ヘルペスウィルスが脊髄神経節(せきずいしんけいせつ)に入り込み、それが皮膚へと移動することで発症します。感染を引き起こした神経が分布している部分の皮膚に激しい痛みを引き起こします。この場合、神経が分布している部分の皮膚には、赤い湿疹が浮かび上がり、水泡が出きます。それと同時に、肋間神経に沿って痛みが発生ます。ヘルペスウィルスは、成人であれば誰もが保有しているウィルスです。そのため、誰でもがヘルペスウィルスに感染し、肋間神経痛に襲われる可能性があります。
2.脊髄神経が何らかの原因によって圧迫された場合
背骨(脊髄)の中には、神経(脊髄神経)が束になって走っています。この脊髄神経が、何らかの原因で圧迫されることにより起きる場合です。
 
具体的には、骨折による神経圧迫・脱臼による神経圧迫・椎間板ヘルニアによる神経圧迫・腫瘍による神経圧迫などが考えられます。それ以外には、自動車事故などで大きな衝撃や圧力がかかり、それが原因で内出血が起こり、内血液した血液が神経を圧迫してしまうというケースもあります。また、すべり症による骨のずれ、脱臼・骨折 などによる骨がずれたことにより、神経が圧迫されるという場合もあります。
 
以上のことが原因の場合の症状は、トイレでの力み・くしゃみ・咳・あくびをした時に痛みが走る場合があります。
3.神経根の障害による場合
背骨(脊髄)の中を走っている神経(脊髄神経)は、背骨の中から出て肋骨に沿って走っています。背骨の中から出る場所(神経根)で神経が、何らかり原因で圧迫されたことにより起こる場合です。
 
神経根で神経が圧迫される原因としては、椎間板ヘルニアやすべり症など、骨の変形が原因である場合多いです。
 
症状の特徴としては、両胸に同じように症状が出るのではなく、どちらか一方の胸に痛みが発生するケースが多いです。
4.内臓系疾患が原因で起きる場合
肋間神経痛には内臓の異常が原因で起きる場合があります。この場合、検査で異常が見られないことがあります。ですので、この内臓系疾患からくる肋間神経痛には注意が必要です。
 
肋骨に包み込まれている部分にはいろんな内臓が詰まっています。胃・すい臓・肝臓・心臓・肺・脾臓などです。内臓に不調があった場合には、回旋筋という名前の筋肉(何重にもある筋肉の一番深層にある筋肉)が機能不全に陥ることがあります。
 
その結果、回旋筋が支えていた骨格部分がゆがみ、神経圧迫へと繋がっていくために肋間神経痛が発症し痛みが出ます。

(3)肋間神経痛の症状

姿勢を変えた時・呼吸する時・物を持ち上げる時・咳やくしゃみをした時などに、突如として激痛が走るのが特徴です。基本的には、片側のみに痛みが突然きますが、右なのか左なのかは人それぞれであり固定ではありません。痛みの持続時間は数秒から長くても数分と短いのが普通でくり返しておこります。

突然の発症した場合で、咳やくしゃみをした時、姿勢を変えた時に、痛みが出る場合は、肋骨の骨折や亀裂が原因の場合があります。中年女性の場合は、骨粗しょう症のために、咳やくしゃみや弱い外力で骨折が生じることがあります。この場合の特徴は、姿勢の変化で症状が悪化し、呼吸や物を持ち上げるときにも悪化するのが特徴です。骨折や亀裂がわずかの場合には、レントゲンではその部位が、わかりづらいことがあります。また、MRIやCTでも肋骨のわずかな亀裂は、わかりづらいことがあります。

(4)肋間神経痛の治療法

治療法は、大きく2種類に分類されます。

  • 1.保存療法
  • 2.漢方療法
1.保存療法
一般的には鎮痛薬を服用したり、患部に湿布を塗布して様子を見る場合が多いです。
外傷による発症の場合は、ろっ骨を固定するための器具を使用することもあります。
長引くようであれば局所麻酔薬を使用して神経ブロックを行います。
低周波治療が有効な場合もあります。神経の炎症が認められる肋間神経痛の場合は、
ステロイド剤が投与されることもあります。
2.漢方療法

当商品は全ての方に効果があることを保証するものではありません。病気には、様々な症状・病状があり、効果には個人差があります。

どんなお悩みでもお気軽にお電話にてご相談ください。 tel・fax055-949-2223
注文フォーム
ご相談・ご調合・アフターフォローまでの流れ
漢方薬の無料相談メールはこちらから
FAX用紙(PDF)ダウンロードはこちらからどうぞ
FAXでのご相談は左のボタンをクリックし、

このページのTOPへ

糖尿病のお悩みに漢方が効く
腎臓病の方はこちらから
注文フォーム
お問い合わせ、相談から選薬までの流れ
「痛み」でお困りの方へ
店主長澤のプロフィール
病名・症状別の漢方薬の紹介

メディア紹介

会社概要

  • 漢方の基礎知識
  • 腎臓と漢方のコラム