漢方薬の種類(剤形)と正しい飲み方と飲みやすい方法と飲むときの注意点

漢方薬の種類と飲み方

漢方薬の種類(剤形)

煎じ薬

生薬をそのままお湯で煎じて(煮出して)その汁を飲む薬です。煎じたものが持ってる生薬の香りも薬効のうちと言われています。そのため、漢方薬の中では煎じ薬が一番効果があるとも言われていますが、エキス剤もほぼ同等の効果が認められています。

 

★煎じ薬の煎じ方

専用の煎じ器も販売されていますが、お持ちでない方は土瓶・お鍋(ほうろう鍋・ガラス鍋)で煎じることができます(鉄鍋・アルミの鍋はお避けください)。
土瓶orほうろう鍋に水500~600ccを入れその中に煎じパックに入れた煎じ薬を入れ10分ほどおいてから、強火で一度沸騰させた後に、弱火にして30~40分コトコト煮ます(煎じ)ます。お湯の量
が200~300ccになったら出来上がりです。これを1日2~3回に分けて服用します。

また、煎じ薬は苦くて飲めないという方は、はちみつを加えて飲んでも良いです。

飲むタイミングは、空腹時に飲むことがポイントです。 温かいうちに飲む方ことをおすすめしますが、冷めてしまった場合は、温めなおして飲んでください。

エキス剤

インスタントコーヒーと同じ製法で作られています。つまり、煎じた液を濃縮・乾燥させて顆粒状にしたもの(エキス剤)と、液体状のものがあります。そのため、エキス剤は、一度お湯に溶かして煎じ薬のような状態にして飲むと効果が高まるともいわれています。

ただし、嘔吐や吐血がある時などは、冷やして飲むほうが効果的な場合があります。ドクターや漢方の専門家の指示に従って飲むようにしましょう。

散剤

生薬を粉末にしたもので、そのままお湯や水で飲みます。

丸剤

生薬を粉にしたものをハチミツを煮詰めたもので丸めたものです。噛んだり舐めたりそのまま飲み込んだりして服用します。丸剤はゆっくりと体に作用するのが特徴です。

     

漢方薬の正しい飲み方と飲みやすくする方法

漢方薬には複数の種類の生薬の成分が含まれており、種類によっては独特の味や香りや苦味があるため苦手と感じる人も少なくありません。

また、飲み方を間違えると効果が薄れてしまう可能性もあります。この項目では漢方薬を飲みやすくするコツと、正しい飲み方とその注意点お伝えします。

漢方薬を上手に飲むコツ

水または白湯を先に含んでから飲むと香りや苦みを軽減できます。顆粒の場合、漢方薬を口に入れる前に、まず、水または白湯(さゆ)を口に含みます(この時点では水は飲み込みません)。

漢方薬を口に含んだ水の上に漢方薬を落とし、その水と一緒に一気に飲みます。そのあと、また水または白湯を飲みましょう。

こうすると、舌に直接粉薬が触れないので、味や香りが緩和されて飲みやすくなります。素早く飲み込めるように、水や白湯・粉薬をあらかじめ用意し両手に持っておき、テンポよく口の中に入れて飲み込むことで、より楽に漢方薬を飲み込むことができると思います。

服薬ゼリーなどに混ぜて飲む

子どもが漢方薬を飲みにくい場合は、薬剤師に相談して、服薬ゼリーなどに混ぜてから飲ませてみましょう。服薬ゼリーには味がついたものもあります。

ヨーグルトに混ぜて飲む

水やお湯などではまだ味や香りを強く感じ飲むことがためらわれる場合は、ゼリーやヨーグルトを利用しましょう。漢方薬をゼリーやヨーグルトに混ぜることで、だいぶ飲みやすくなると思います。

それでもまだ飲めない場合は、味の濃いジャムなどに混ぜて飲む方法も試してみてください。1歳以上の子どもや大人の場合、ハチミツに混ぜて飲んでも構いません。ただし1歳未満の乳幼児の場合は、乳児ボツリヌス症にかかる恐れがありますのでハチミツは使わないでください。

オブラートに包んで飲む

オブラートに漢方薬を包んで飲む方法です。飲む前に、コップなどに入れた水に漢方薬を入れたオブラートを少しだけひたすのがポイントです。こうすることにより、オブラートが少し溶けてゼリー状となりますので、より飲みやすくなります。

なお、漢方薬の量が多い場合には、いくつかに分けてオブラートに包むのも良いでしょう。

漢方薬を服用する際の食事について

一概には言えない漢方薬を服用する際の食事

病気の種類により、摂ってはいけない物がある病気もあります。
例えば、・・・・・

  • 1.糖尿病の方の場合は、炭水化物・糖質は摂りすぎないようにする。
  • 2.腎臓病の方の場合は、塩分・タンパク質む・カリウムはりすぎないようにする。
  • 3.血圧の高い人は塩分をとりすぎないようにする。
 
などです。

基本的な食事方法

糖尿病・腎臓病・高血圧のない方の場合に基本的に留意いただきたい食事方法を以下に記します。
  • 1.よく噛み、少なめに食べること。腹七・八分目が良いです。
  • 2.なるべく季節のものを食べましょう。
  • 3.野菜、海草(昆布、ワカメ、ヒジキなど)、胡麻、大豆食品(豆腐、おから、納豆、高野豆腐など)を、
    アルカリ性食品を努めて食べましょう。
  • 4.肉類、卵、ハム、ソーセージ、バター、白砂糖、白米などの酸性食品は、食べすぎないようにしましょう。
  • 5.加工食品、色付食品、インスタント食品などの添加物の入ったものはなるべく避けましょう。
  • 6.バランスの良い食生活に留意しましょう。
 
漢方の大家と呼ばれる先生は昔から大勢いますが、その著作物をみると共通していることは、決して漢方薬のみで治療を行ったわけではなく、必ず食養生と組み合わせて患者さんを治療したという点です。食事に留意することの重要さは、上のことからも明らかです。

避けたい食事

脂ぎった肉類をたくさん食べ、白砂糖の大量に入った菓子や飲料を飲み、化学調味料をふんだんに使った食品を取り、ビールなどの体を冷やすアルコールを飲みながら、他方で漢方薬による治療に頼るというのは、本末転倒と言わざるを得ません。ぜひとも食事にご留意ください。

漢方薬を飲むときの注意点

飲み忘れた分はまとめて飲んでもOK?

漢方薬の多くは、食前や食間に飲むものが多いです。そのため食後に飲むことの多い西洋薬と比べて、漢方薬は飲み忘れる人も少なくありません。飲み忘れたからといって、2回分をまとめて飲むことはしないでください。

2回分を1度に飲むと用が強く出過ぎてしまいますので、1回分だけ飲むようにしてください。

妊娠中・授乳中でも漢方薬は飲める?

妊娠中の体はとてもデリケートです。赤ちゃんへの影響が大きい時期なので、どんな薬を服用する場合も必ずかかりつけの医師、薬剤師または登録販売者に必ず相談するようにしましょう。

授乳中の服用についても、医師、薬剤師または登録販売者に必ず相談しましょう。お母さんと赤ちゃんの状態を総合的に判断する必要があります。

母親が飲んだ薬の成分が母乳を通じて子どもの体内に入り吸収されることがあります。たとえば、構成生薬としてダイオウが配合されている場合、ダイオウの主成分であるアントラキノン誘導体は母乳中に移行して乳児に下痢を起こす可能性があることが知られています。ダイオウの入った漢方薬については授乳中は服用を避けるか、服用している間は授乳を一時中止するようにしましょう。

漢方薬の服用期間について

一口に漢方薬と言ってもいろいろです。中には分単位で効果が出る漢方薬もありますが、慢性疾患の場合は、ある
程度長期間服用することが大切です。
つまり、その方の病名・症状により違いますので、服用をやめるときは、漢方の健康堂薬局の薬剤師にご相談くださ
い。今の症状などを確認し、やめるタイミングについてご提案させていただきます。

効果が感じられない場合は?

慢性的な疾患に漢方薬を服用している場合で、1~3か月程度服用しても効果が感じられない場合は、漢方の健康堂
薬局の薬剤師にご相談ください。
他の漢方薬を試してみる、もう少し継続してみるなど、対応方法をご提案させていただきます。
漢方薬は、体質によって合う合わないがあります。効果が感じられなかったり、効果を感じるまでに時間がかかる
場合もあるため、焦らずにケアを続けていきましょう。

漢方薬を飲み続けても副作用はない?

一般的に漢方薬は、西洋薬と比べると副作用が少ないとされています。
ただし、副作用のリスクが全くないわけではありません。体調に異変を感じた場合は薬剤師や医師にご相談下さい。
漢方薬は、用法・用量を守って忘れずに服用することで、十分な効果を発揮し、副作用のリスクを最小限におさえる
ことができます。適切に服用を続けることが、症状を改善するための一番の近道です。

漢方薬の正しい保管方法

基本的な保管方法と注意点

漢方薬は直射日光を避け、湿気の少ない所に保管することが基本です。また、小児の手の届かない所に保存してください。

 

保存温度としては日常のお部屋の温度1~30℃で差し支えありませんが15~25℃が理想です。夏場の
車中などは50℃以上の高温になりますので、車内に放置しないように注意しましょう。

 

なお、漢方薬は吸湿しやすいので、開封後は特に湿気に注意してください。保管は空き缶の中かタッ
パーのような密封容器に入れてください。

服用を避けた方がいいケース

期限内であっても形状の変化(カビ、色調変化)があれば服用は控えてください。

 

当商品は全ての方に効果があることを保証するものではありません。病気には、様々な症状・病状があり、効果には個人差があります。

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