耳鳴りに効果的な漢方薬:原因と改善法を詳しく解説
はじめに
耳鳴り、多くの人が経験することのある症状ですが、慢性的な耳鳴りに悩む方も少なくありません。
一口に耳鳴りと言っても、患者さんにとって症状は様々です。まず、聞こえる音に違いがあります。高音でピーという音、蝉が鳴いているようなジーっという音、ボイラーが燃えているようなゴーという低音、ドッドッドッという拍動性の音など、患者さんにとって様々です。また、常時なっている人、夜就寝時のみ聞こえる人、疲れた時だけに聞こえる人など、様々です。
耳鳴りは、メニエール病や脳血管異常など原因がはっきりしている患者さんもいますが、原因がわからないという方の方が多いのが現実です。また原因が分かっている患者さんでも、西洋医学的には有効な治療方法がない場合も少なくありません。
漢方薬による耳鳴りの改善は、原因となっている体質を改善することにより、耳鳴りの根本的な改善を目指します。
耳鳴りとは
耳鳴りは、本来してないはずの音が聞こえるという症状で、耳に関係する病気のなかでもよく見られる症状の一つです。難聴と一緒に出ることも多く、聴覚異常やむ聴力低下をともなうこともあります。
耳鳴りの原因
耳鳴りの原因はさまざまです。メニエール病・中耳炎・高血圧症・自律神経失調症・薬の副作用によるものなど様々です。
3.漢方での耳鳴り改善の考え方
漢方では、耳鳴りは五臓六腑のうちの”腎(じん)”と密接な関係があります。
”腎”は、生命エネルギーの源である”精”という物質を蔵していて、発育・成長・老化を司り、その”精”の良し悪しが耳に反映するとされています。老化するにつれて”精”は減ってしまいますので耳鳴りになりやすくなります。
突然起きる耳鳴りの場合は、五臓六腑のうちの”肝(かん)”が深く関係しています。精神的な緊張や強いストレス・怒りなどにより”肝”がスムースに働けなくなると、頭部や顔面部に炎症が生じて耳鳴りを誘発します。この耳鳴りは突発的に始まり音は大きくストレスで悪化することが特徴です。
以上の場合以外には、身体に必要なエネルギー不足により起きるもの、体内の水分代謝悪いために起きるもの、飲暴食など飲食の不摂生により生ずるものがあります。
漢方薬による体質別の耳鳴りの治し方
①腎精不足(じんせいふそく)体質
加齢・過労・虚弱体質が原因で起きる耳鳴りです。特徴は、夕方以降に悪化しやすい・蝉が鳴くような音であることです。付随しやすい症状は、足腰がだるい・物忘れ・頻尿・難聴・精力減退・などです。
加齢・過労が原因で”腎”の働きが弱くなってしまうと、脳髄が衰えることで耳鳴りを引き起こします。また虚弱体質の人が無理をすると”腎”傷つきそれが原因で耳鳴りを引き起こします。
【漢方薬】
腎精を補うの漢方薬を服用します。
【多く摂った方が良い食べ物】
黒豆・黒きくらげ・黒ごま・山芋などです。
②肝火上炎症(かんかじょうえん)体質
精神的な緊張や強いストレス・怒りなどの影響を受けやすいタイプの人に起きる耳鳴りです。特徴は、雷や鐘が響くような耳鳴りです。突然発生し、情緒不安定で悪化したり、めまいを伴うことがあります。
付随しやすい症状は、頭痛・高血圧・目の充血・口の苦みや渇き不眠などです。精神的な緊張や強いストレス・怒りなどにより自律神経の働きが乱れることで耳鳴り飲む症状を引き起こします。
【漢方薬】
肝火上炎症体質を改善する漢方薬を服用します。
【多く摂った方が良い食べ物】
ジャスミン茶・緑茶・紫蘇・セロリなどです。
③気血両虚(きけつりょうきょ)体質
身体に必要な”気(き)”=エネルギーが不足しやすいタイプの人に起きる耳鳴りです。特徴は、身体を休めると一時的に軽くなる、疲れると悪化する。
付随しやすい症状は、倦怠感・食欲不振・不眠・めまい・動悸などです。過労や栄養状態が悪いことや出産などにより身体の基本となる”気”や血液が不足すると血管内を栄養物質が不足し、頭部や顔面部にも栄養物質が行き渡らなくなることで耳鳴り飲む症状を引き起こします。
【漢方薬】
気血両虚体質を改善する漢方薬を服用します。
【多く摂った方が良い食べ物】
多く摂った方が良い食べ物は、納豆などの大豆食品・卵・山芋・良質のたんぱく質・人参・ほうれん草などです。
④痰濁中阻(たんだくちゅうそ)体質
体内の水分代謝が悪いために起きる耳鳴りです。暴飲暴食などにより胃腸の不調が原因で、頭部や顔面部に余分な水分が停滞し、リンパ液の循環に悪影響を及ぼし耳鳴り4を引き起こします。特徴は、天気が悪くなると症状が悪化する、グルグルするめまいであることです。
付随しやすい症状は、耳の詰まり感・疲労感・頭重・むくみ・めまい・食欲不振・軟便などです。
【漢方薬】
痰濁中阻体質を改善する漢方薬を服用します。
【多く摂った方が良い食べ物】
多く摂った方が良い食べ物は、豆類・ハト麦・とうもろこしなどです。
まとめ
耳鳴りの改善は、体質と症状に合わせて、あなたの今の状態に合った漢方薬を選ぶことが重要です。
自己判断で選ぶのではなく、漢方専門薬局の漢方専門薬剤師に相談することをお勧めいたします。
当商品は全ての方に効果があることを保証するものではありません。病気には、様々な症状・病状があり、効果には個人差があります。
